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パナソニック製エコキュートのエラーコード一覧 ー 対処方法やエラー解除方法

パナソニック製エコキュートのエラーコード一覧 ー 対処方法やエラー解除方法

エコキュートの基礎知識
2023.7.6 更新
パナソニック製エコキュートのエラーコード一覧

エコキュートで何らかのトラブルが生じると、リモコンにエラーコードが表示されることがありますが、その内容はメーカーごとで異なります。

そこでこのページでは、パナソニック製のエコキュートで表示されるエラーコード一覧と、その対処方法をご紹介します。

この記事を監修したエコキュートの専門家

エコキュート交換の窓口 日向 準(ひむかいじゅん) 給水装置工事主任技術者(第 267069 号)
第二種電気工事士(東京都 第 209331 号)

株式会社アールエスの「エコキュート交換の窓口」で、エコキュートの修理・交換工事を担当。ブログでエコキュートに関する様々な疑問とその解決方法を、国家資格を持ったプロとして詳しく解説。

「エコキュート交換の窓口」保有資格

パナソニック製エコキュートのエラーコード一覧と対処方法

パナソニック製エコキュートのエラーコードは数多くありますが、大きくは以下3つに分類されます

  • U」から始まるエラーコード
  • H」から始まるエラーコード
  • F」から始まるエラーコード

このうち、「U」から始まるエラーコードは、「利用者が対応できる可能性のあるエラーコード」。「H」「F」から始まるエラーコードは、基本的に「メーカーや施工会社が対応するエラーコード」となります。

ただ、中にはUで始まるエラーコードであっても、メーカーや施工会社への対応依頼が必要なエラーもあるのでご注意ください。

エラーコード エラー内容 対処方法
U22 ①断水検知。

②「ふろ自動お湯はり」時、注湯量が1ℓ/分以下になった。
・ 給水元栓を「開」にする
・ ふろ注湯弁の作動確認、点検交換
・ 給水配管またはふろ配管の凍結解除
・ ふろ流量センサーの作動確認、点検交換
・ 電源電圧の確認
・ 接続
U51 浴槽の栓が抜けている可能性。 ・ 浴そうの栓をする
・ ふろ配管の長さ、径の確認と修正
・ ふろフロースイッチの作動確認、点検交換
・ ふろポンプの作動確認、点検交換
U53 浴そう満水検知。 ・ 水位設定が高すぎないか確認と再設定
・ ふろ配管経路のエアーかみ確認と修正
・ ふろ配管系路の漏れ確認と修正
・ 水位センサーの確認、点検交換
U54 試運転時の初回残水検知。 浴そうを空にし、ふろ試運転をおこなう
U55 浴そうの水が3日間排水されていない。 浴そうのお湯を抜いて、再度自動お湯はりをおこなう
U61 ①ふろ給湯サーミスタ故障。

②湯切れの可能性。
・ふろ給湯サーミスター点検、交換
・タンクにお湯があるか確認し、お湯が沸くまで待つ
H18 暖房水が漏れている可能性。 ・本体内暖房配管、床暖房パネル、機外暖房配管の水漏れ確認と補修
H25 ふろフロースイッチの異常。 ・ふろ配管洗浄をおこない、ふろフロースイッチを掃除
・ふろフロースイッチの点検、交換
・外装に磁石 ( マグネット) がないか確認・除去
H29 酸素運転循環の異常。 ふろ配管接続の確認、修正
H30 暖房往きサーミスタの故障。 ・リード線、コネクタの接続確認、補修
・暖房往きサーミスター点検、交換
H32 給水サーミスタの異常。 ・リード線、コネクタ抜けの確認、修正または
給水サーミスターの点検、交換
H33 ふろサーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタ抜け点検
・ ふろサーミスター抵抗値確認点検、交換
H34 給湯サーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタ抜け点検
・ 給湯サーミスター抵抗値確認点検、交換
H35 タンク上の温度の異常。 ・ 残湯サーミスターの点検、交換
H37 ふろ給湯サーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタ抜け点検
・ ふろ給湯サーミスター抵抗値確認点検、交換
H39 追い炊きサーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタ抜け点検
・ 追いだきサーミスター抵抗値確認点検、交換
H45 追い炊き熱交サーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタ抜け点検
・ 追いだき熱交サーミスター抵抗値確認点検、交換
H46 中間サーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタ抜け点検
・ 中間サーミスター抵抗値確認点検、交換
H47 暖房熱交サーミスター異常。 ・暖房熱交サーミスターの抵抗値確認、交換
・コネクター外れ確認、補修
H48 暖房往きサーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタの接続確認、補修
・暖房往きサーミスターの交換
H49 追い炊きポンプの異常。

・ リード線、コネクタの断線補修、追いだきポンプ、追いだきサーミスター交換
・ 試運転時などタンクに湯が沸いていない状態で、ふろお湯はり流量が極端に少なくないか確認

① 給水元栓を完全に「開」する
②給水フィルターのゴミ除去
③ふろ注湯弁のフィルターのゴミ除去

H50 暖房戻りサーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタの接続確認、補修
・暖房戻りサーミスターの交換
H52 補水(補水弁)の異常。 ①給水元栓の「開」確認、「開」にする
②補水弁フィルターの目詰まり確認と掃除
③水漏れ確認、補修
④補水弁の交換
H54 切替弁(三方弁)の異常。 リード線、コネクタの抜け確認、修正または三 方弁の点検、交換
H55 流路切り替え弁異常。 ・ 流路切り替え弁原点をメンテモニターで確認、
流路切り替え弁交換
・ コネクター外れ確認、補修
H56 ふろ混合弁の異常。 ①ふろ混合弁、ふろ給湯サーミスターの点検、交換
②ふろ給湯サーミスターの点検、交換
③ふろ混合弁の点検、交換
H57 中間混合弁の異常。 リード線、コネクタの接続確認、中間混合弁の
点検交換
H58 バイパス電磁弁が断線している可能性があります。 リード線、コネクタの外れ確認、修正またはバイパス電磁弁の交換
H59 給湯混合弁の異常。 ① 給湯混合弁、給湯サーミスターの点検、交換
②給湯サーミスターの点検、交換
H60 水位電極の異常。 ・リード線接続確認、補修
・ 減水電極の抵抗値確認(正常:水有り10MΩ未満、水なし10MΩ以上)
・異常時膨張タンク交換
H66 酸素ファンの異常。 リード線、コネクタの接続確認、酸素ファンの点検交換
H69 暖房往きサーミスタが過剰な温度を検知。 暖房往きサーミスターの交換
H70 基板系の通信の異常。 ・コネクタの確認と補修
・暖房基板交換(D1シリーズ)
・制御基板交換(DA シリーズ)
H73 給湯流量調整弁異常。 ・コネクター補修
・給湯流量調整弁の交換
H76 リモコンの通信の異常。 ①リモコンケーブル点検 ・ 補修
②リモコンの点検、交換
③ 水位センサー、・流量センサーの短絡確認と交換
H77 ミスト混合弁の異常。 ・ ふろ流量調整弁のリード線、コネクタの抜け点検確認
・ふろ流量調整弁の点検交換
H78 ふろポンプの異常。 ・ふろポンプのリード線、コネクタ抜け確認
・ふろポンプの点検交換
・制御基板の点検交換
H79 ふろ注湯弁の異常。 ・ふろ注湯弁交換
H81 給湯サーミスターの温度の異常。 ・リード線、コネクタ点検補修
・ 給湯サーミスター、給湯サブサーミスター ( 給湯混合弁ブロック ) 交換
H82 時計電源やデータの異常。 時刻合わせ、日付設定をおこなう
H83 水位窓の設定の異常。 ・エアーかみ除去、配管の確認修正
・水位センサーの交換
H84 ミストセンサーの異常。 ・リード線、コネクタの接続確認、補修
・ミストサーミスターの交換
H85 ミスト混合弁の異常。 ・リード線コネクタの接続確認、補修
・ミスト混合弁の交換
H86 ミスト混合温度の異常。 ・ 断水復帰、給水元栓、ミスト接続バルブを開く
・ ミストセンサーのリード線、コネクタ点検補修
・ミストセンサーの交換
H87 給湯混合弁の温度の異常。 (KB,FB,WB,KC,KD,KE シリーズ )
① 湯側逆止弁確認、給湯混合弁交換
② -1 給水配管の凍結確認、凍結防止
② -2 給水元栓を「開」にする
② -3 断水の確認、断水復帰後再操作
② -4 水側逆止弁確認、給湯混合弁交換
③ 給湯サーミスター、給湯サブサーミスター(給湯混合弁ブロック)交換
④ ソーラシステムと接続確認、補修

(KA シリーズ)
①給湯サーミスター交換
② 混合弁の逆止弁の固着確認と給湯混合弁の交換
③ソーラシステムと接続確認、補修
H88 ふろ混合弁の温度の異常。 ・ソーラシステムと接続確認、補修
・ ふろ混合弁、給湯混合弁の湯側逆止弁のゴミ除去
・ ふろ給湯サーミスターのコネクタ接続確認、補修
・ ふろ給湯サーミスター(ふろ混合弁ユニット)の交換
H89 給湯サブサーミスタの異常。 ・ リード線、コネクタの抜け点検補修
・給湯サブサーミスター(給湯混合弁ブロック)交換
H90 ユニット間の通信の異常。 ・3心ケーブル連絡配線の接続状態の確認、修正または、貯湯ユニットのプリント基板orヒートポンプユニットのプリント基板の点検、交換
・ 保安器の復帰ボタンを押して復帰させる
H91 温度過昇を検知。 保安器の復帰ボタンを押して復帰させる
H92 ヒートポンプ配管誤配管を検知。 ヒートポンプ配管の接続(戻り、往き側)確認
と修正
H93 循環水系統の異常。 ① ヒートポンプ配管系路の点検(エアー抜き、水側バルブが「開」、逆止弁がないこと、詰まり、凍結等)
② 給水配管の凍結の解凍、給水元栓の「開」等の点検
③ タンク上部のノズル詰まり除去
④積層ポンプ点検、修正
H94 ユニット間の循環の異常。 ・給水側止水栓を「開」にする
・給水配管の凍結の解凍
・水側バルブを「開」にする
・ヒートポンプ配管の逆接続の補修
・ヒートポンプ配管の折れ、詰まりの補修
・ヒートポンプ配管系のエアー抜き
・タンク上部のノズル詰まり除去
H95 電源や電圧の異常を検知しています。 ・ 電源電圧がAC200Vであるか確認と電源接続の修正
・プリント基板点検 ・ 交換
H97 追い炊き熱交換器の異常。 ふろサーミスターの抵抗値の確認、交換または、追いだき熱交換器の交換
F11 ピークカットの異常。 ① ヒートポンプ配管系路の点検(エアー抜き、水側バルブが「開」、逆止弁がないこと、詰まり、凍結等)
② タンク上部のノズル詰まり除去
③積層ポンプ点検、修正
F12 圧力スイッチが作動しています。 ① ヒートポンプ配管系路の点検(エアー抜き、水側バルブが「開」、逆止弁がないこと、詰まり、
凍結等)
② 給水配管の凍結の解凍、給水元栓の「開」等の点検
③ ヒートポンプ配管の接続確認、修正
④タンク上部のノズル詰まり除去
⑤入水、出湯サーミスターの外れ点検、修正
⑥沸き上げポンプ点検、交換
⑦膨張弁の点検、交換
F14 圧縮機がロックされています。 ① 圧縮機配線確認修正
② 圧縮機2相間抵抗確認結果、正常の場合は
プリント基板の交換、異常の場合はヒートポ
ンプユニット対応
F15 ファンがロックされています。 ①異物除去
②コネクタ外れの点検修正
③ ファンモーター抵抗値点検、抵抗値異常の場合ファンモーター交換、正常の場合プリント基板交換
F16 入力電流に異常が検知されています。 据付け寸法確認、修正。運転電流確認異常時、
プリント基板交換
F17 機器から漏水を検知しています。 水漏れの補修、水漏れがない場合は漏水セン
サーの点検、交換
F19 出湯の温度の異常。 ①ヒートポンプ配管系路の確認、修正(配管の折れ、詰まり、水側バルブを「開」か等)
②出湯サーミスター抵抗値点検、交換
③タンク上部のノズル詰まり
F20 吐出管の温度の異常。 ①吐出管サーミスターの点検(抵抗値)、交換
②膨張弁コイル点検(2相間抵抗値)交換
③冷媒管詰まり (ヒートポンプユニット対応)
F21 電装品の箱内温度の異常。 据付け寸法の点検、修正。ファンモーターの点
検、交換
F22 トランジスタモジュールの温度の異常。 据付け寸法の点検、修正。プリント基板の点検、交換
F23 DCピーク異常。 ①ヒートポンプ配管系路の点検、修正
②沸き上げポンプの点検、交換
③プリント基板の点検、交換
④圧縮機の点検、確認
F24 冷凍サイクルの異常。 ①ヒートポンプ配管の点検、修正
②出湯サーミスターの正規取付
③ 沸き上げポンプの点検、交換または、プリン
ト基板交換
④膨張弁コイル交換
⑤冷媒漏れはヒートポンプユニット対応
F27 圧力スイッチ(HPS)の異常。 圧力スイッチ(HPS)、リアクタのリード線、コ
ネクタの外れ点検、修正。プリント基板点検、
交換。
F36 外気サーミスターの異常。 外気サーミスターのリード線、コネクタ点検、修正。または外気サーミスターの点検、交換
F37 入水サーミスターの異常。 入水サーミスターのリード線、コネクタ点検、修正。または入水サーミスターの点検、交換
F38 残湯サーミスターの異常。 リード線、コネクタの抜け確認、修正または、残湯サーミスターの交換
F40 吐出管サーミスターの異常。 吸入管サーミスターのリード線、コネクタの外れ点検。または吸入管サーミスター点検(抵抗値)、交換。
F41 吸入管サーミスターの異常。 吐出管サーミスターのリード線、コネクタの外れ点検。または吐出管サーミスター点検(抵抗値)、交換。
F42 空気熱交入口サーミスターの異常。 空気熱交入口サーミスターのリード線、コネクタ点検、修正。または空気熱交入口サーミスターの点検、交換
F43 ・空気熱交出口サーミスターの異常。
・圧力センサー異常
(HE- URシリーズ)
① 圧力センサーのリード線、コネクタ外れ点検、修正
② プリント基板1の点検、交換

(上記以外)
空気熱交出口サーミスターサーミスターのリード線、コネクタ点検、修正。または空気熱交出口サーミスターサーミスターの点検、交換
F44 トランジスタサーミスター(フィンサーミスター)の異常。 ・プリント基板点検、交換
・ フィンサーミスターのリード線、コネクタ点検、修正。またはフィンサーミスターの点検、交換
F45 出湯サーミスターの異常。 出湯サーミスターのリード線、コネクタ点検、修正。または出湯サーミスターの点検、交換
F46 CT(キャブタイヤケーブル)の異常。 ① CT1の抵抗値 2kΩ以上ではプリント基板の 点検、交換
② CT1の抵抗値 2kΩ未満では冷媒漏れ
F47 漏水センサーの異常。 リード線、コネクタの外れ確認、修正または漏 水センサーの交換
F62 PFCサーミスターの異常。 プリント基板点検、交換
F67 積層(沸き上げ)ポンプの異常。 リード線、コネクタ抜けの確認、修正または積 層ポンプの点検、交換
F70 位置検出センサーの異常。 ①連絡配線の点検、修正
②圧縮機リード線の点検、修正
③プリント基板2の点検、交換
F94 水位センサーの異常。 リード線、コネクタの外れ確認、修正または水 位センサーの点検、交換

自分で対応できるパナソニック製エコキュートのエラーコード

パナソニック製のエコキュートで表示されるエラーコードの内、以下はメーカーや施工会社に依頼せずとも、ご自分で対応・改善できる可能性があります。

  • U22
  • U51
  • U53
  • U54
  • H94

U22 断水検出

「U22」が表示される原因 対処方法
居住エリアが断水している 断水が復旧するのを待つ
給水元栓が閉められている 給水元栓を開ける
給水配管、ふろ配管が凍結している 凍結が自然解凍されるのを待つ

エラーコード「U22」は、断水している可能性があるときに表示されます。また「給水元栓が閉められている」「給水配管やふろ配管が凍結している」場合にも表示される可能性があります。

断水の復旧や凍結の自然解凍を待ったり、給水元栓の確認を行ったりしても復旧しない場合は、「ふろ流量センサー」や電源電圧に何らかの不具合があるなど、エコキュート本体などが故障している可能性も考えられます。

もし断水や給水元栓の開け忘れ、配管凍結などがない場合は、一度メーカーや施工会社にお問い合わせください。

U51 浴そう栓忘れ

「U51」が表示される原因 対処方法
浴そう栓を忘れている 浴そうの栓をしてから、ふろ自動運転をする
浴そうの排水口に毛髪、ゴミなどが溜まっている 浴槽の排水口に溜まっているゴミを取り除く

エラーコード「U51」は、浴そうの栓をしないままふろの自動運転を行おうとする際に表示されます。また浴そうの排水口にゴミが溜まっている場合にも表示される可能性があります。

いずれも「ふろ栓をする」「排水口をきれいにする」という作業で解消されます。

これらの作業で問題で改善しない場合は、「ふろフロースイッチ」や「ふろポンプ」など、エコキュート本体に何らかの不具合・故障が発生している可能性があります。一度メーカーや施工会社にお問い合わせください。

U53 浴そう満水検知

「U53」が表示される原因 対処方法
ふろ自動運転時、浴そうからお湯があふれる 水位設定が高すぎないか確認と再設定

エラーコード「U53」は、浴そうの水が満水になりあふれる際に表示されます。リモコンの水位設定が高くなりすぎていないか確認し、高すぎた場合は再設定を行ってください。

それ以外にU53が出る原因としては、「水位センサー」や「ふろ配管」経路に何らかの異常、不具合が発生している可能性があります。この場合は一度メーカーや施工会社にお問い合わせください。

U54 初回残水検知

「U54」が表示される原因 対処方法
ふろ試運転時、浴そうに残水があるため、自 動お湯はりができない 浴そうを空にしてから「ふろ試運転」を行う

エラーコード「U54」は、「ふろ試運転」の時に、浴そうに水が残っているせいで「自動お湯はり」ができないときに表示されます。

浴そうに残った水を排水し空にしてから、再度ふろの試運転を行ってください。

U55 浴そう未排水検知

「U55」が表示される原因 対処方法
3日間浴そうにお湯をはったまま、酸素運転を した 浴そうを空にしてから「自動お湯はり」を行う

エラーコード「U55」は、浴そうに3日間お湯を張ったままの状態で、酸素入浴機能の「酸素運転」を行った際に表示されます。

浴そうのお湯を抜いてから、再度自動お湯はりをしてください。

U61 湯切れ検知

「U61」が表示される原因 対処方法
浴そうへのお湯はり時、タンクにお湯がないため、お湯はりを停止した タンクにお湯があるか確認し、お湯が沸くまで待つ

エラーコード「U61」は、おふろのお湯はり時に貯湯タンク内にお湯がない場合に表示されます。

貯湯タンク内に水が入っているか、そしてお湯が沸いているかを確認し、お湯が沸いてから再度お湯はりをしてください。

なお、場合によっては貯湯タンクの水漏れ「ふろ給湯サーミスター」の故障などが原因となっている可能性もあります。この場合は一度メーカーや施工会社にお問い合わせください。

H94 貯湯ユニット~ヒートポンプユニット間循環異常

「H94」が表示される原因 対処方法
ヒートポンプユニットの空気抜き運転が不十分 ヒートポンプユニットの空気抜きをする
給水元栓が閉じている 給水元栓を開ける
給水配管が凍結している ・解凍を待つ
・施工会社に「凍結予防工事」を依頼する
※H94では上記作業後、漏電遮断器を1分以上「切」にしてから再度「入」に切り替え、エラー表示を消す。

エラーコード「H94」は、貯湯タンクとヒートポンプ間の循環に何らかの異常が発生している際に表示されます。

Uから始まるエラーコードではありませんが、H94はメーカーや施工会社に問い合わせなくても、ご自身で対処できる可能性があります。

まずヒートポンプユニットの空気抜きが不十分である可能性が考えられます。この場合は、ヒートポンプユニットの空気抜きを行ってください。

ヒートポンプユニットの水抜き栓を軽く(1回転以上)開き、水を1分間以上出し続けます。この際、空気の混じった水が出てくることを確認してください。そして空気まじりの水が出なくなるのを確認したら、開いた水抜き栓を戻し、空気抜き完了です。

また「給水元栓が閉じている」「配管が凍結している」場合にもH94が表示される可能性があります。

給水元栓が閉じている場合は開き、配管が凍結している場合は自然解凍を待ってください。

そして最後に漏電遮断器を「切」にして、1分以上経ってから「入」に切り替えてください。こうすることでリモコンのエラー表示が消えます。

上記作業を行っても再度エラー表示される場合は、エコキュートが故障している可能性があります。メーカーや施工会社にお問い合わせください。

修理・点検依頼が必要なパナソニック製エコキュートのエラーコード

「H●●」「F●●」のエラーコードは、基本的にすべて修理・点検対応

U22、U51、U53、U54、U55、U61、H94以外のエラーコードが出た場合は、一度メーカーや施工会社にご相談ください。

特に「H」から始まるエラーコードや、「F」から始まるエラーコードは、ヒートポンプや貯湯タンク、リモコン内部の配線などが故障している恐れがあります。

また仮にエラーコードがU22、U51、U52、U53、U54、U55、U61、H94のどれかに該当するとしても、対処方法を試して改善しない場合は、メーカーや施工会社への依頼が必要になります。

参考:パナソニック「エコキュート よくある質問:故障かな?」

パナソニック製エコキュートでエラーコードが表示された場合の問い合わせ先

パナソニック製エコキュートで、修理・点検が必要なエラーコードが表示された場合は、メーカー(パナソニック)か、エコキュートの工事施工会社に連絡する必要があります。

▶メーカー問い合わせ先:パナソニックサポートセンター

なお、エコキュートのモデルによってはリモコン操作で「サービス店」への連絡先を表示できるものがあります。

リモコン操作で「その他」⇒「OKモニター」の順に操作すると、現在起こっているエコキュートのエラーコードが表示されます(1分後に自動終了)。その後、「サービス店TEL表示」として、サービス店の電話番号が表示されます(試運転時に登録された場合のみ)。

パナソニック製エコキュート-サービス店連絡先表示方法
画像引用元:パナソニック「家庭用ヒートポンプ給湯機」取扱説明書

パナソニック製エコキュートのエラーコード解除方法

  1. リモコンの「決定」もしくは「確定」ボタンを押す
  2. 「メニュー」ボタンを3秒間長押しする(K1/W1シリーズ)
  3. 漏電遮断器を「切」にして、1~3分後に再度「入」にする

パナソニック製エコキュートのリモコンに表示されたエラーコードを消す方法は、「リモコン操作」か「漏電遮断器操作」、いずれかとなります。

リモコン操作の場合、エコキュートのモデルにより若干操作手順が異なることがありますが、「決定」や「確定」ボタンを押すことで消えるものが多いです。

ただ、エラー表示を消したとしても、エラーの原因となった不具合や故障を直せるわけではありません。特に、「H」や「F」から始まるエラーコードは、基本的にすべて修理・点検対応となります。

古いパナソニック製エコキュートが故障した際は、新しいエコキュートへの交換を

10年以上前のエコキュートは一部を修理しても、すぐに他の部分が故障する恐れがあります。エコキュートの寿命自体が、10年~15年程度となっているからです。

そのため古いエコキュートでエラーコードが出た場合は、エコキュートの各メーカーも修理ではなく交換を推奨しています。

10年以上前のパナソニック製エコキュートで、「H」や「F」から始まるエラーコードが表示された場合は、新しいエコキュートへの交換をご検討ください。

エコキュート交換を専門に行う当社「エコキュート交換の窓口」では、メーカー直販や家電量販店よりもお安くエコキュート交換を承っております。

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