ダイキン製エコキュートのエラーコード一覧 ー 対処方法やエラー解除方法

ダイキン製エコキュートのエラーコード一覧 ー 対処方法やエラー解除方法

エコキュートの基礎知識
2023.7.7 更新
ダイキン製エコキュートエラーコード一覧

エコキュートで何らかのトラブルが生じると、リモコンにエラーコードが表示されることがありますが、その内容はメーカーごとで異なります。

そこでこのページでは、ダイキン製のエコキュートで表示されるエラーコードお問い合わせの多いエラーコードをそれぞれ一覧にして、対処方法についても解説します。

またダイキン製エコキュートでエラーコードが出た際のお問い合わせ先修理費用についてもご紹介します。

この記事を監修したエコキュートの専門家

キンキュートー 日向 準(ひむかいじゅん) 給水装置工事主任技術者(第 267069 号)
第二種電気工事士(東京都 第 209331 号)

株式会社RSXの「キンキュートー」で、エコキュートの修理・交換工事を担当。ブログでエコキュートに関する様々な疑問とその解決方法を、国家資格を持ったプロとして詳しく解説。

「キンキュートー」保有資格

ダイキン製エコキュート エラーコード一覧

エラーコード エラー内容 対処方法
740 通信異常:台所リモコン ①貯湯タンクの漏電遮断器を10秒以上「OFF」にした後、もう一度「ON」にしてから使用。

②改善しない場合はメーカーや施工会社に問い合わせ。
750 通信異常:浴室リモコン
C15 お湯はり高温検知(お湯はりの温度が異常に高い) メーカーや施工会社に問い合わせ。
C16 給湯高温検知(お湯の温度が異常に高い) メーカーや施工会社に問い合わせ。
C30 缶体状サーミスタ異常 リモコンでエラーリセットをした後、漏電遮断器を10秒以上オフにして改善するか確認。
C45 沸き上げポンプ異常 ①断水時は断水時対応を行う。
②凍結時は自然解凍を待つ。
③給水止水栓が閉じているときは開ける。
④上記に当てはまらないときはリモコン操作でエラーリセットを行う。
C52 貯湯タンク不具合(追いだき運転ができないため停止) ①水位がふろアダプターまでない⇒エラーリセット後お湯をふろアダプターの上まで足す。

②断水時⇒断水時対応を行う。

③凍結時⇒自然解凍を待つ。

④給水止水栓が閉じている⇒開ける。

⑤上記に当てはまらない⇒リモコン操作でエラーリセットを行う。
C55 お湯張り異常 ①断水時⇒断水時対応を行う

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒リモコン操作でエラーリセットを行う。
C73 漏水センサー作動感知 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にした後、 もう一度「ON」にする。
C74 熱交循環ポンプ異常 リモコン操作でエラーリセットを行う。
C76 通信異常:リモコン リモコン操作でエラーリセットした後、漏電遮断器を約10秒以上オフにしてから、症状が改善するか確認。
C77 水温サーミスタ異常 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上オフにしてからオンにする。
C79 ふろ循環ポンプ異常 リモコン操作でエラーリセットを行う。
C80 貯湯タンク~ヒートポンプユニットのお湯循環異常 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④排水栓ツマミの位置が「通常」にない⇒「通常」に戻し、エラーリセットを行う。

⑤上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
C81 ふろ循環ポンプドライ検知 ①貯湯タンクに水がない⇒タンクを満水にする。

②上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
C84 混合水温サーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
F38 残湯量サーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上「OFF」にした後、「ON」にして使用。
F66 お湯はり電磁弁異常 ①エラーリセット後、ふろの水位が上昇した場合は給水止水栓、もしくは水道メーターの止水栓を閉めて、メーカーや業者に点検修理を依頼。

②上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
F94 水位センサー異常 ①ふろ配管が汚れている⇒配管洗浄。

②上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う
H25 水流スイッチ異常 ①ふろ配管が汚れている⇒エラーリセット後に配管洗浄。

②上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う
H33 ふろサーミスタ異常 リモコン操作、もしくは漏電遮断器を10秒以上オフにしてエラーリセットを行う。
H34 給湯サーミスタ異常 リモコン操作後、漏電遮断器を10秒以上オフにしてエラーリセットを行う。
H35 湯とりサーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
H37 お湯はりサーミスタ異常 リモコン操作、もしくは漏電遮断器を10秒以上オフにしてエラーリセットを行う。
H54 三方弁(湧き上げ)異常 リモコン操作でエラーリセットを行う。
H56 お湯はり混合弁異常 メーカーや施工会社に問い合わせ。
H59 給湯混合弁異常 メーカーや施工会社に問い合わせ。
H60 湯とり混合弁異常 メーカーや施工会社に問い合わせ。
H67 ポンプ入水異常 リモコン操作でエラーリセットを行う。
H68 HPバイパス弁異常 リモコン操作でエラーリセットを行う。
H90 缶体高温検知 リモコン操作でエラーリセットを行う。
U51 お湯はり時間超過 ①ふろ配管が汚れている⇒エラーリセット後に配管洗浄する。

②断水時⇒断水時対応を行う。

③凍結時⇒自然解凍を待つ。

④給水止水栓が閉じている⇒開ける。

⑤ふろ栓が外れている⇒付ける。

⑥湯はり中にお湯をくみ取り過ぎ⇒エラーリセット後湯はりする。

⑦上記に当てはまらない場合はエラーリセットを行う
U54 初回残り湯検知(試運転時) ①お風呂に残り湯がある⇒排水後エラーリセットして試運転。

②上記に当てはまらない⇒エラーリセット
UA リモコン誤接続異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
E1 ヒートポンプユニットのプリント基板異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
E6 圧縮機ロック 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
E7 ファンロック異常 ①ヒートポンプユニットのファンに異物が絡んでいる⇒漏電遮断器をオフにしてから異物を取り除き、漏電遮断器をオンにする。

②上記に当てはまらない⇒漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
E8 入力過電流検出 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
EC 出湯温異常 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
F3 吐出管温度制御による停止 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
FA ピークカット異常 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④排水栓ツマミの位置が「通常」にない⇒「通常」に戻し、エラーリセットを行う。

⑤上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
H0 圧縮機系センサー異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
H3 高圧圧力スイッチ不良 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
H6 位置検出センサー不良 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
H8 CT異常検出 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
H9 外気サーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
HC 出湯サーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
HJ 循環水系統不良 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
J3 吐出サーミスタ異常 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
J6 熱交サーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
J8 入水サーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
L3 電装品箱内温度上昇 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
L4 フィン温度上昇 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
L5 出力過電流検出 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
P4 フィンサーミスタ異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
U0 ガス欠検出 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
U2 低電圧検出 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
U4 伝送異常 漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
UF 誤配管検出 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。

ダイキン製エコキュートで問い合わせの多いエラー

ダイキン製エコキュートのエラーコードは数多くあります。その中でも、お問い合わせの多いよくあるエラーコードは、以下一覧となります。

エラーコード エラー内容 対処方法
C52 貯湯タンク不具合(追いだき運転ができないため停止) ①水位がふろアダプターまでない⇒エラーリセット後お湯をふろアダプターの上まで足す。

②断水時⇒断水時対応を行う。

③凍結時⇒自然解凍を待つ。

④給水止水栓が閉じている⇒開ける。

⑤上記に当てはまらない⇒リモコン操作でエラーリセットを行う。
C55 お湯張り異常 ①断水時⇒断水時対応を行う

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒リモコン操作でエラーリセットを行う。
C76 通信異常:リモコン エラーリセットして症状が改善するか確認する。
C80 貯湯タンク~ヒートポンプユニットのお湯循環異常 ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④排水栓ツマミの位置が「通常」にない⇒「通常」に戻し、エラーリセットを行う。

⑤上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
E7 ファンロック異常 ①ヒートポンプユニットのファンに異物が絡んでいる⇒漏電遮断器をオフにしてから異物を取り除き、漏電遮断器をオンにする。

②上記に当てはまらない⇒漏電遮断器を10秒以上オフにしてからオンにする。
FA ピークカット異常(ヒートポンプユニットの不具合) ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④排水栓ツマミの位置が「通常」にない⇒「通常」に戻し、エラーリセットを行う。

⑤上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
H3 高圧圧力スイッチ不良(ヒートポンプユニットの不具合) エラーリセットして症状が改善するか確認する。
H54 三方弁(湧き上げ)異常(ヒートポンプユニットの不具合) エラーリセットして症状が改善するか確認する。
H56 お湯はり混合弁異常(貯湯タンクユニットの不具合) メーカーや施工会社に問い合わせ。(※お湯はり時に熱湯が出る危険あり)
H59 給湯混合弁異常(貯湯タンクユニットの不具合) メーカーや施工会社に問い合わせ。(※蛇口、シャワーから熱湯が出る危険あり)
HJ 循環水系統不良(ヒートポンプユニットの不具合) ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
J3 吐出サーミスタ異常(ヒートポンプユニットの不具合) ①断水時⇒断水時対応を行う。

②凍結時⇒自然解凍を待つ。

③給水止水栓が閉じている⇒開ける。

④上記に当てはまらない⇒エラーリセットを行う。
U4 伝送異常(ヒートポンプユニット~貯湯タンク間の通信不具合) エラーリセットして症状が改善するか確認する。
U51 お湯はり時間超過 ①ふろ配管が汚れている⇒エラーリセット後に配管洗浄する。

②断水時⇒断水時対応を行う。

③凍結時⇒自然解凍を待つ。

④給水止水栓が閉じている⇒開ける。

⑤ふろ栓が外れている⇒付ける。

⑥湯はり中にお湯をくみ取り過ぎ⇒エラーリセット後湯はりする。

⑦上記に当てはまらない場合はエラーリセットを行う
740 通信異常:台所リモコン エラーリセットして症状が改善するか確認する。

自分でエラーコードの内容を確認できる「エコキュートAIチャット」

ダイキンエコキュートAIチャット
出典:ダイキン「エコキュートAIチャット

ダイキンのホームページでは、エコキュートで表示されたエラーコード情報を検索できる「エコキュートAIチャット」サービスが用意されています。

エコキュートAIチャットを使用すれば、エラー内容やその対処方法を確認できるのはもちろん、ダイキンへの修理依頼も行うことができます。

ダイキン「エコキュートAIチャット」の使い方
出典:ダイキン「エコキュートAIチャット

ダイキン製エコキュートのエラーコード解除方法(エラーリセット)

  • リモコン操作によるエラーリセット
  • 漏電遮断器のON/OFF

ダイキン製エコキュートのエラーコード表示を消すには、「リモコン操作」か「漏電遮断器の電源ON/OFF」のいずれか、もしくはその両方の操作を行う必要があります。

※型式によってエラーリセット方法が変わる可能性があります。エラーリセット方法がわからない場合は、必ず一度取扱説明書をご参照ください。

リモコン操作でエラーリセットする方法

ご利用中のエコキュートの型式によって変わりますが、基本的には台所リモコンの「確定」ボタン、「決定」ボタン、「」ボタン、いずれかを10秒間長押しすることで、エラーリセットができます。

漏電遮断器の操作でエラーリセットする方法

貯湯タンクの上部にある「漏電遮断器」の電源を「OFF」にした後、10秒以上経ってから「ON」に切り替えることで、エラーリセットができます。

※漏電遮断器には手回し式ネジで取り付けられたふたが付いています。ふたを取り外すと、漏電遮断器の電源盤が出てきます。

操作方法はエコキュートの型式やエラー内容によって変わりますので、ご不明な場合はお手元の取扱説明書や、ダイキンホームページのエコキュートAIチャットで該当のエラーコードを検索し、操作方法をご確認ください。

ダイキン製エコキュートで修理・点検が必要なエラーコードが出た時の費用

ダイキン製エコキュートでエラーコードが表示され、修理が必要となった場合、おおよそ1万円~7万円ほどの修理費用がかかります。

この金額はあくまで目安であり、故障や修理作業の内容によって変化します。仮に溶接工事が別途必要になる場合などは、10万円を超える修理費用が必要となる可能性もあります。

エラーコード 修理目安金額(税込)
C30 17,000円~49,000円
C76 36,000円~49,000円
E1 36,000円~50,000円
E7 28,000円~37,000円
FA 36,000円~50,000円
H3 36,000円~50,000円
H54 25,000円~49,000円
H56

25,000円~49,000円

H59 23,000円~42,000円
H76 36,000円~70,000円
H92 17,000円~49,000円
J3 17,000円~50,000円
L5 36,000円~50,000円
※溶接工事が必要な場合、10万円以上になる可能性。
U4 36,000円~50,000円
740 36,000円~65,000円
750 36,000円~70,000円
※参考:ダイキンよくある質問「エラーコードが表示される」

ダイキン製エコキュートで修理・点検が必要なエラーコードが出た時の問い合わせ先

ダイキン製エコキュートで、修理・点検が必要なエラーコードが表示された場合は、メーカー(ダイキン)か、エコキュートの工事を請け負った施工会社に連絡する必要があります。

ダイキン製エコキュートのメーカー問い合わせ先は、以下となります。電話・Web問い合わせいずれも24時間365日対応です。

ダイキン問い合わせ先
サポートページ サポート〔製品をお使いのお客様〕
電話 0120-881-081
Web問い合わせ メールでのお問い合わせ

ダイキン製の古いエコキュートが故障した際は、新しいエコキュートへの交換を

10年以上前のエコキュートは一部を修理しても、すぐに他の部分が故障する恐れがあります。エコキュートの寿命自体が、10年~15年程度となっているからです。

そのため古いエコキュートでエラーコードが出た場合は、エコキュートの各メーカーも修理ではなく交換を推奨しています。

10年以上前のダイキン製エコキュートで、修理・点検が必要なエラーコードが表示された場合は、新しいエコキュートへの交換をご検討ください。

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