【2024年】エコキュートの買い替え・交換で補助金がもらえる条件と申請期限

エコキュートの買い替え・交換の際には、国から補助金が交付されます。

エコキュートの補助金制度は2023年も実施（1台当たり5万円）していましたが、2024年は補助金額を増額。エコキュート1台当たり8万円の補助を基本に、性能に応じ最大で13万円の補助金が交付されます。

しかし、すべてのエコキュートに補助金が適用されるわけではありません。

まず、エネルギー消費効率が2025年度の⽬標基準値以下のエコキュートは、補助金対象外です。

さらに補助金は個人では申請することができません。「給湯省エネ事業2024」に登録している工事施工業者や販売会社が申請手続きをしなければ、補助金は適用されないのです。

様々な条件があるエコキュートの補助金制度。そこで今回は、「エコキュートの補助金がもらえる条件」と「補助金の申請期限」について詳しく説明します。さらに「国と自治体の補助金の違い」についても解説いたします。

エコキュート設置で、国から1台あたり8万円～13万円の補助金

2024年にエコキュートの導入や交換（買い替え）を行うと、1台あたり8万円～13万円の補助金が国から交付されます。

これは国が実施する「給湯省エネ2024事業」による一般家庭への「高効率給湯器」の導入支援事業の一環で、これにより最大で13万円値引きしてエコキュートを購入・交換することができるのです。

※参照：給湯省エネ2024事業：「補助額」

2024年エコキュート補助金の基本額は、1台当たり8万円

補助金の対象となるエコキュートは、「年間給湯保温効率」もしくは「年間給湯効率」が、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値を満たしている製品です。

※ふろ保温機能を持つエコキュート（フルオートタイプ）の場合は「年間給湯保温効率」、ふろ保温機能を持たないエコキュート（セミオート/給湯専用）の場合は「年間給湯効率」が基準値。

この目標基準値を満たす性能を持ったエコキュートに交換すれば、1台当たり基本額8万円の補助金が交付されます。

高性能エコキュートなら、性能に応じて2万円、4万円、5万円が補助金に加算

2024年のエコキュート補助金制度の特徴は、「より高性能なエコキュートを導入すると、基本補助額の8万円からさらに補助金が加算される」という点です。

つまり、高性能なエコキュートに交換すれば、基本額８万円以上の補助金が交付されるのです。

2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値に達したエコキュートに交換した場合、補助金額は基本8万円です。

しかし目標基準値以上のエコキュートで、さらに高性能な製品の場合は、エコキュートの性能に応じて10万円、12万円、13万円と加算されていきます。補助金の加算条件は以下の通りです。

参照：給湯省エネ2024事業：「加算要件・補助額」

「おひさまエコキュート」なら、目標基準値未満でも補助金対象になる

おひさまエコキュートとは、太陽光発電の余剰電力を活⽤したエコキュートです。

通常のエコキュートは電気料金の安い夜間の電気を利用してお湯を沸かしますが、おひさまエコキュートは太陽光で発電した電気を利用して、昼間にお湯を沸かします。

おひさまエコキュートの場合、経済産業省の定める「2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値」を満たしていなくとも、補助金対象となります。

2024年におひさまエコキュートに交換すれば、12万円の補助金が交付されるので、交換を検討されている方にとっては絶好の交換タイミングと言えるでしょう。

当社「キンキュートー」では、おひさまエコキュートも取り扱っております。おひさまエコキュートへの交換をご希望の際は、ぜひ「キンキュートー」までお問い合わせください。

▶「おひさまエコキュート」をチェックしてみる

エコキュートの補助金がもらえる条件

エコキュートの補助金が適用されるには、以下条件を満たしている必要があります。

1. 導入・交換したエコキュートが性能要件を満たしている。
2. 「給湯省エネ事業者」にエコキュート設置を依頼する。
3. エコキュートを導入する住宅の所有者等である。
4. 遅くとも2024年12月31日までにエコキュートを設置する。

補助金の条件① 性能要件を満たしている

補助金をもらうには、まず導入するエコキュートの性能が、補助金対象となる性能要件を満たしている必要があります。

補助金対象となるエコキュートの性能要件は、「年間給湯保温効率」（※セミオート/給湯専用なら「年間保温効率」）が、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値以上であることです。

注意が必要なのは、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値は１つではなく、全部で10種類あることです。

「貯湯タンクの数」「貯湯タンクの容量」「一般地用」「寒冷地用」など、エコキュートの種類に応じて目標基準値も変わるので、購入時にはしっかりと確認しておきましょう。

補助金対象のエコキュート性能要件					2025年度⽬標基準値
区分名	想定世帯	貯湯缶数	貯湯容量	仕様
A	少人数	─	─	一般地	3
B				寒冷地	2.7
C	標準	一缶	320L未満	一般地	3.1
D				寒冷地	2.7
E			320L以上 550L未満	一般地	3.5
F				寒冷地	2.9
G			550L以上	一般地	3.2
H				寒冷地	2.7
I		多缶	─	一般地	3
J				寒冷地	2.7

なお、当社「キンキュートー」では、補助金対象のエコキュートのみに絞った商品検索が可能です。

「年間給湯保温効率と言われてもよくわからない」とお悩みの方は、ぜひ当社「キンキュートー」にご相談ください。

▶エコキュート 補助金対象商品 一覧

補助金の条件② 「給湯省エネ事業者」に依頼する

たとえエコキュートの性能が補助金要件を満たしていても、「給湯省エネ事業2024」に登録した「給湯省エネ事業者」に、エコキュートの導入・交換工事を依頼しなければ、補助金は交付されません。

エコキュートの導入や交換で補助金をもらうには、「給湯省エネ事業者」が国に補助金の申請をしなければならないからです。

そのため「給湯省エネ事業者」として登録していない施工会社に依頼してしまうと、たとえエコキュートの販売や工事請負を行っている会社であっても、補助金の申請代行ができません。

「給湯省エネ事業者」に依頼しない限り、エコキュートの導入・交換で補助金はもらえないので注意が必要です。

※リフォームにおいては、対象製品のメーカーが自社で施工する場合も対象。

なお、「キンキュートー」を運営する株式会社RSXは、「2023年給湯省エネ事業」の登録事業者であり、「2024年給湯省エネ事業」においても登録事業者として認定済みの施工会社です。

以下エリアにお住いの方は、「キンキュートー」が責任をもって補助金申請を代行いたします。

関東エリア	東京都 千葉県 埼玉県 神奈川県 群馬県 栃木県 茨城県
中部エリア	愛知県 三重県 岐阜県 静岡県
関西エリア	大阪府 京都府 兵庫県 滋賀県 奈良県
中国エリア	山口県
九州エリア	福岡県 佐賀県

「エコキュート補助金申請に実績のある、信頼できる事業者に依頼したい！」とお考えの方は、ぜひ一度当社「キンキュートー」までご相談ください。

エコキュート交換の補助金についてご不明点がある場合は、お気軽に「キンキュートー」までお問い合わせください。

補助金の条件③ エコキュートを導入する住宅の「所有者等」である

エコキュートの導入・交換で補助金がもらえるのは、その住宅の「所有者等」である方のみです。 （※「戸建」「共同住宅」いずれも対象）

ここでいう「所有者等」とは、 「住宅を所有する個人またはその家族」「住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人」「賃借人」 「共同住宅等の管理組合・管理組合法人」となります。

つまり、お住まいが持ち家の方はもちろん、賃貸の共同住宅である方も、「所有者等」として補助金の対象者となります。

補助金の条件④ 遅くとも2024年12月31日までにエコキュートを設置する

給湯省エネ事業は、2023年11月2日から、最大で2024年12月31日までに工事着工したものが対象となっています（※予算上限に達した段階で締め切り）。

そのためこの期間内にエコキュートの導入や交換を行わないと、補助金を貰うことができません。

エコキュートの導入や交換を検討している方は、お早めに依頼することをおすすめします。

メーカー別 補助金対象エコキュート一覧

2024年のエコキュート補助金制度では、交付される金額が8万円、10万円、12万円、13万円と、様々な条件で4パターンに分類されます。

そのため「A要件とかB要件とか、いくら補助金がもらえるのかわからない！」とお困りの方も少なくないでしょう。そこで以下に、補助金対象となるエコキュート製品を一覧にしてご紹介いたします。

エコキュート選びの際に、「まずは補助金の対象製品なのかどうかをチェックしたい」という方は、こちらをぜひエコキュート選びの参考になさってください。

日立 2024年補助金対象エコキュート一覧

パナソニック 2024年補助金対象エコキュート一覧

ダイキン 2024年補助金対象エコキュート一覧

三菱 2024年補助金対象エコキュート一覧

コロナ 2024年補助金対象エコキュート一覧

東芝 2024年補助金対象エコキュート一覧

エコキュートで補助金をもらうための申請方法

エコキュートの導入や交換で、「給湯省エネ事業」の補助金をもらうには国への申請が必要ですが、この申請手続きは個人で行うことができません。

エコキュートの補助金申請は、「給湯省エネ事業者」に登録している施工会社が代行して行います。そのため補助金の利用をご希望の方は、「給湯省エネ事業者」の登録会社にご依頼ください。

2024年給湯省エネ事業の登録事業者は、経産省事業キャンペーンサイト上で公開されています。

参照：給湯省エネ事業2024「登録事業者の公表（キャンペーンサイト）」

なお、当社「キンキュートー」は、2023年給湯省エネ事業の登録事業者であり、2024年給湯省エネ事業においても登録事業者として認定済みです。

エコキュートの補助金申請についてご不明点などがある場合には、ぜひ当社「キンキュートー」までご相談ください。

エコキュート補助金の期限は、最大で2024年12月31日まで

エコキュートで補助金を交付する「給湯省エネ2024事業」は、2023年11月2日から、遅くとも2024年12月31日までに工事を着工したエコキュートが対象となります。

※工事請負契約以前に工事に着手した場合、補助対象になりません。

しかし事業の予算が上限に達すると、申請期限が短くなる可能性があります。

「給湯省エネ事業2024」は予算上限(100％）に達し次第、交付申請の受付を終了します。そのため2024年12月31日以前に予算を100%使い切ってしまうと、そのタイミングで補助金申請ができなくなるのです。

「給湯省エネ事業2024」の予算は総額580億円を予定していますが、特に現在はインフレやエネルギー費高騰の影響で、光熱費を抑えられるエコキュート導入を検討する方が増えています。

もしすでにエコキュートの導入や交換を決めている方は、お早めに給湯省エネ事業者へ依頼することをおすすめします。

エコキュート補助金は、国だけでなく地方自治体からももらえる

エコキュートの補助金は、国だけでなく地方自治体からももらえる場合があります。

代表的なのは東京都の「ゼロエミポイント」で、東京都民の方がエコキュートを購入した場合、店頭販売価格から12,000円の値引きを受けることができます。

東京都が現在実施中のゼロエミポイント事業は、最大で2027年3月末までが期限となっていますが、予算の達成状況では早期終了する可能性もあります。

ゼロエミポイントの利用をご希望の方は、お早めにエコキュートの交換と申請を行いましょう。

さらに都道府県だけでなく、市区町村でもエコキュートの補助金を支給しているところもあります。実際、2023年には以下自治体でエコキュートの補助金を交付していました。

都道府県	市区町村
北海道	札幌市（※1） ※1.2023年6月現在、「令和5年度省エネ機器エネルギー源転換補助金」は準備中。 小樽市 帯広市 北見市 夕張市 網走市 苫小牧市 新十津川町 猿払村
青森	青森市 十和田市
岩手	遠野市
宮城	大崎市
秋田	秋田市 大館市 由利本荘市 大仙市
茨城	常陸太田市
栃木	足利市 岩舟町
群馬	太田市
埼玉	桶川市 戸田市 久喜市 八潮市 東秩父村
千葉	千葉県
東京	東京都 新宿区 世田谷区 ※エコキュート単独申請は不可。 江東区 杉並区 練馬区 北区 三鷹市
新潟	燕市 ※2023年度の第2回申込受付は7月3日(月曜)から
富山	富山県 ※エコキュート単体は不可 立山町 ※三世代同居もしくは近居が条件 立山町 ※75歳以上の高齢者世帯
石川	石川県 内灘町
山梨	都留市 北杜市 甲州市
長野	長野県 松本市 川根本町
愛知	扶桑町
大阪	泉大津市
岡山	井原市 西粟倉村
山口	山口市
福岡	福岡県 直方市 那珂川市
鹿児島	肝付町
沖縄	沖縄市

2024年度の実施予定はまだ未定ですが、自治体からの補助金事業が実施されるのか、一度お住いの自治体に確認してみると良いでしょう。

なお、申請方法や補助金条件などは、各自治体で異なります。自治体からの補助金を希望される際は、必ず事前に自治体までご確認ください。

エコキュート交換で補助金を受けたい方は、「キンキュートー」までご相談を

以上、エコキュートで補助金がもらえる条件と申請方法、さらに国と自治体のエコキュート補助金の違いについての解説してきましたが、「キンキュートー」では、エコキュート交換で適用される補助金のご相談も承っております。

「エコキュートを新しいものに交換したいけど、補助金がもらえるかわからない」「補助金の条件を満たしたエコキュートに交換したい」といった疑問やお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度「キンキュートー」までご相談ください。