「エコキュートはやめとけ」の真相。メリット・デメリットと後悔しない選択のコツ
「エコキュート やめとけ」「エコキュート 最悪」。ネットで見かけるこれらのワードは本当でしょうか?
エコキュートには特徴がありますので、それらがライフスタイルに合えば利点と感じて満足となりますし、合わなければ不満足となり、意見が分かれているようです。
この記事では、
- 自分に合う給湯器を探している方や、
- すでに利用されていて「エコキュートでよかった」と再確認したい方
に向けて、
- エコキュートの特徴(メリット・デメリット)
- 他の給湯器との比較
などをお伝えしていきます。
この記事を監修したエコキュートの専門家
キンキュートー
日向 準(ひむかいじゅん)
給水装置工事主任技術者(第 267069 号)
第二種電気工事士(東京都 第 209331 号)
株式会社RSXの「キンキュートー」で、エコキュートの修理・交換工事を担当。ブログでエコキュートに関する様々な疑問とその解決方法を、国家資格を持ったプロとして詳しく解説。
エコキュートの特徴を利点に感じるか・感じないかによって感想が分かれる
「エコキュートを導入しようかな」と思ったとき、評判は気になるものですね。ネットには、良い評判もある一方で、「エコキュート やめとけ」「エコキュート 最悪」というネガティブな声も存在します。
エコキュートの特徴がライフスタイルに合っていれば利点に感じるので満足しますし、そうでなければ不満足となり、エコキュートに関する意見は分かれるようです。
ですので、エコキュートの導入に後悔しないためのポイントは、以下の3つとなります。
- エコキュートのメリットを知る
- エコキュートのデメリットを知る
- ライフスタイルや家族構成と照らし合わせて、導入を判断する
エコキュートの特徴を知る
こちらでは、エコキュートをまだよくご存知ない方にも、理解していただきやすいよう、エコキュートの基本からお伝えしていきます。
エコキュートをすでにご存知だったり、ご利用されている方は、ショートカットしたり、目次の気になる箇所から、ご覧になってくださいね。ランニングコストのシミュレーションなど、気になる情報も網羅しておりますよ。
では、はじめに、「エコキュートって何?」という基本から、確認していきましょう。
エコキュートの基本
エコキュートは「給湯器」の一つです。
「給湯器」とは、「コトバンク」によると、
「湯を供給する器具、湯沸かし器などのこと。電気、ガス、石油、太陽熱など燃料様々な種類がある。」となります。
「お湯を温める機械」にもいろいろとあります。
エコキュートの他にも、電気温水器(電気給湯器)、ガス給湯器、エコジョーズ、石油給湯器、ガス瞬間湯沸器・・・熱源の違いや、大量につくって貯めておくのか都度なのか、用途(浴室?キッチン?両方とも?)などにより、色々な製品が存在していますね。
エコキュート自体の稼働は電気が熱源ですが、お湯の沸かし方に特徴があります。「ヒートポンプ技術により、空気中の熱を利用する」という点です。
エコキュートは効率的にお湯を沸かせるからエコで経済的
エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といいます。
ヒートポンプ技術とは?
「ヒートポンプ技術」とは、空気の熱と電気を利用してお湯を作る技術のことを言います。このヒートポンプ技術は、エアコンや冷蔵庫といった家電にも活用されている身近な技術だそうです。
そして、このヒートポンプという仕組みは、他の給湯器よりも効率が良くて、エネルギーを使う量が少なくて済みます。だから「エコキュートは、省エネ」と言われるのですね。
「エネルギー効率がよく地球にやさしい給湯機を選ぶなら、エコキュート」と言えます。
エコキュートは夜間電力を使用する
エコキュートは、基本的に夜間電力を使用しています。電力は、需要の多い昼間より夜間のほうが安いので、ランニングコストを抑えることができます。
空気の熱と電気を利用する「ヒートポンプ技術」で効率よくお湯を沸かし、夜間電力の使用でランニングコストを抑えられるエコキュート。
「省エネ性が高い」「環境負荷が低い」「ランニングコストが安い」」から、エコキュートは注目されているのですね。
〈エコキュートの特徴〉
- ヒートポンプ技術を利用して、大量のお湯を沸かす
- 高効率だから、省エネで環境負荷が低い
- 夜間電力を使用するため、ランニングコストが低い
エコキュートのデメリットを知る
なんとなく「”エコ”とついてるぐらいだから、環境には良さそう」とか、「夜間電力を使うからランニングコストが低い」という話は、聞いたことがある方も多いかもしれません。
でも、スッキリしないところもあり、今この記事をご覧いただいているのかもしれません。
ですので、まずは、気になるエコキュートのデメリットから確認していきましょう。
他の給湯器に比較して初期費用が高い
エコキュートを使うためには専門の設置工事が必要ですので、導入時には、機器本体と工事費用を併せた「初期費用」が、かかります。エコキュートの初期費用の相場は、30〜80万円といわれています。
価格に開きがあるのは、機種間の差だけでなく、中間マージンの有無によります。エコキュートの導入はメーカーや量販店、リフォーム会社、専門会社などに依頼することができますが、専門会社は自分たちで工事を行うので、中間マージンが発生しません。その分、安価にエコキュートを販売できます。
給湯器として使用していく上で、エコキュートは経済的
「ガス給湯器」「石油給湯器」「エコジョーズ」など、他の給湯器が10万円台から導入可能なことを考えると、「初期費用」だけを見れば、確かにエコキュートは高いです。
初期費用こそ高いエコキュートですが、使用期間(耐用年数)や月々の光熱費(ランニングコスト)を含めて考えると、結果的には、経済的な給湯器といえます。
初期費用は安い順に「ガス給湯器」「石油給湯器」「電気給湯器」となっており、耐用年数はいずれも10年程度とされることが多いです。
となると、「ランニングコストがどれだけお得なのか」が気になると思いますので、この次の「長所や強み」をお伝えする章で、シミュレーションも交えて、ご説明していきます。
一定の設置スペースを必要とする
エコキュートを使用するには、ヒートポンプと貯湯ユニットで構成される「室外機」の設置場所を確保する必要があります。冷蔵庫や洗濯機の購入時も、置き場所を考慮すると思いますが、それと同じ感覚ですね。
なお、浴室内やキッチンには、モニター(操作するパネル)を設置します。増設できるので、他にも設置したい場所があれば、追加が可能です。
エコキュートのサイズ感
エコキュートの写真をご覧になったとき「けっこう、大きいかも」と思った方もいらっしゃるかもしれません。エアコンの室外機に似た箱があって、さらに隣には背の高い箱まで!
「お湯をつくって貯めておく」ため、どうしても、貯湯タンクはそれなりのサイズになってしまいます。
この貯湯タンクはメーカーや機種ごとにサイズにバリエーションがあって、一般的には下記のような分類になっています。
〈貯湯タンクの容量タイプ〉
- 370リットル/3~5人家族向け
- 460リットル/4~7人家族向け
- 550リットル/7~8人家族向け
メーカーや機種、タンク容量にもよりますが、一般的なサイズ感としては、貯湯タンクが「高さ180㎝、幅60㎝、奥行き70㎝」ほど、ヒートポンプが「高さ70㎝、幅50㎝、奥行き30㎝」ほどです。
大型の場合、幅と奥行きにプラス10㎝ほどさらに必要です。
貯湯タンクとヒートポンプの間は、30〜60㎝ほど距離をとりましょう。
壁など障害物とは、10〜30㎝ほど離しましょう。
設置場所の確保が気がかりなときは、薄いタイプやコンパクトなものを検討することが可能です。
角型だけでなく、コンパクトにした薄型や屋内設置用、狭小スペース用のタンクもある
通常のタイプは「角型」と呼ばれていて、角型だと奥行きの確保が難しい場合には、幅を広げて薄くした「薄型」を検討することになります。ただし、出荷量の違いもあって、価格は薄型のほうが高いです。
角型は正方形に近い形状ですが、薄型は長方形です。「高さ180cm、幅110cm、奥行45cm」ほどで、壁にくっつくように配置できます。
その他にも、集合住宅用の屋内に設置するタイプとか、狭小スペース用の機種など、コンパクトにしたものも発売されています。
作動中に音がするため、騒音にならないか気になる
エコキュートの「動作音が気になる」という声もあります。
エコキュートが作動しているときは、エコキュート内部のモーターが作動する音や、加熱の音、水が流れる音、ポンプやバブルの音などが発生します。
数字で表現すると、40〜50dB(デジベル)。これは「図書館のなかと同じ」程度です。
音としては、どちらかといえば小さいほうですが、周囲が静かな深夜に作動するため、できることなら無音が一番望ましいものです。
近隣トラブルへの対策
- お隣と近い場所を避けて設置する
- お隣の寝室付近を避ける
- 音の少ない機種を選ぶ
エコキュートの設置をスムーズにする手引き
エコキュートの設置がスムーズに進むように、メーカー各社も手引きを用意しています。
メーカー | 設置の手引き |
三菱電機 | 設置の手引き |
パナソニック | 設置について |
日立 | ご注意 |
湯切れを起こすケースがある
エコキュートはタンクに貯めたお湯を使うので、家族構成やライフスタイルに合わせて、必要な容量のタンクを選びます。
ただ、想定を超える量のお湯を一度に使った場合は、湯切れ状態となりますので、お湯を温める時間が必要となってしまいます。
日々の使用量が一定に収まっている場合は気にならない点ですが、オーバーするケースが多々あったり、「残りのお湯の量を気にして使いたくない」という方も、いらっしゃるかもしれません。
湯切れストレスを回避する機能を活用する
最近のエコキュートには湯切れのストレスを回避する、色々な機能や使い方があります。
メーカー | 機能 |
三菱電機 | わき上げ制御 |
パナソニック | おまかせ運転で省エネ |
日立 | 湯切れ防止設定(動画) |
コロナ | FAQ>おふろ |
ダイキン | 「その他の症状」 |
東芝 | マニュアル(26ページめ) |
水圧が物足りない
「水圧が物足りない」という声もあります。エコキュートの場合、タンクに負荷がかからないように減圧弁で水圧を下げているため、ガス給湯器などと比較して、水圧が低い傾向にあるのは事実です。
水圧は、「kPa(キロパスカル)」という圧力の大きさを示す単位を用いて表現しますが、ガス給湯器が一般に500KPaとされており、標準的なエコキュートは180KPaです。
「半分にも満たない!」「それって、低くない?」と思ってしまいますが、大半のエコキュートユーザーのみなさんにとって、それは気にならない程度のもののようです。
この値は、日常生活に支障をきたすほどのものではなく、「気になるか、ならないか」の問題かもしれません。
水圧が物足りなければ、高圧タイプを選択する
対策がないわけではありません。
- パワフルな高圧タイプを選択する
- シャワーヘッドを交換する
高圧タイプだと標準型の約1.8倍ほどの320KPaとなります。シャワーヘッドを交換することで、水圧が上がることもあります。
2階や3階の場合は、パワフルな機種を選択する
2階や3階にお風呂やキッチンがある場合は、水道直圧式や水圧が高い専用の機種を選ぶことで、水圧の問題をクリアできます。
エコキュートメーカー各社の高圧タイプや機能
エコキュートメーカー各社には、水圧のストレスをなくすような機種や機能が用意されています。
メーカー | ハイパワータイプ |
三菱電機 | ハイパワー給湯 |
パナソニック | ウルトラ高圧給湯 |
日立 | 商品ラインナップ |
コロナ | 製品一覧 |
ダイキン | ラインアップ一覧 |
東芝 | エコキュートを選ぶ |
ソフトな水圧は節約面と美容面ではメリットになる
エコキュートのソフトな水圧は、水道代の節約と美容の面から見ると、実はメリットです。
勢いのあるシャワーも時に魅力的ではありますが、節水するには考えもの。
また、お肌にとって、シャワーの水圧は刺激となります。美容を意識する方などは「顔をすすぐときはシャワーを直接あてず、手ですくった水ですすぐ」という方もいらっしゃいます。
入浴剤の使用に制限がある
デメリットのラストは、入浴剤についてです。
エコキュートは、入浴剤の推奨商品が決まっています。でも、制限があるといって、「全てが使えるわけではない」といった程度のもので、水圧の問題と同じように、日常生活にはあまり支障がないのが実態です。
最近では、かなり幅広い種類に対応しており、ドラッグストアで見かけるようなお馴染みの製品はほぼ、使えます。詳しくはこちらの記事で解説しておりますので、どうぞご覧になってみてください。
「エコキュートでも入浴剤は使える!入浴剤の種類と注意点をメーカーの特徴も交えて解説」
エコキュートのメリットを知る
続いて、メリットを確認してみましょう。エコキュートが支持を集める、6つのポイントがあります。
「ライフスタイルや家族構成にあっているかな?」という視点で読んでいただくと、リアリティがわきやすいかと思います。
デメリットやメリットの一部を、断片的にとらえるのではなく総合的に判断して、後悔のない選択や、生活の質の向上につなげていただけたら、嬉しく思います。
他の給湯器より光熱費を抑えることができる
これは、嬉しいポイントです。
「初期費用は高いけど、元はとれるの?」と気になっていた方、お待たせしました!
ガス給湯器に比べて、年間の給湯光熱費を70%も削減できる
※ダイキン>電気料金についてより画像を引用
こちらは、ダイキンの「EQX37XFV」を想定したもので、タンクは容量370リットル、一般に、3〜5人家族を想定した容量です。
※ダイキン>パワフル高圧Xシリーズ/角型
こちらの試算によれば、1年で71,600円 - 21,800円 = 49,800円安くなることになります。
各種給湯器の寿命を10年とした場合、1年で49,800円=10年で498,000円の削減。
寿命を迎えるころには約50万円の差がつく、ということですね。エコキュートは、初期費用は高いながらも、トータルで「元はとれるか」という期待には、十分に答えてくれそうです。
光熱費については3つのポイントを総合して、各種給湯器を検討しましょう。
- 初期費用
- ランニングコスト
- 寿命、保証内容、メンテナンス
エコキュートとエコジョーズの比較
ガスにも、エコキュートのように「高効率」な、「エコジョーズ」という給湯器があります。次に、エコキュートとエコジョーズでも年間のコストを比較してみましょう。
日本ガス協会によれば、エコジョーズは、従来のガス給湯器よりガスの使用料を約13%削減でき、ガス代がお得になるとのことです。
出典および画像の引用:日本ガス協会>エコジョーズの概要
エコジョーズが、従来型ガス給湯器よりも節約できることはわかりました。では、エコキュートとエコジョーズには、どんな違いがあるでしょうか?
エコジョーズの一般的な「本体+工事費」の相場は、25〜40万円と言われています。
対して、エコキュートは30〜80万円。
そうすると初期費用の差額として、エコキュートが5〜40万円程度、上回る形になります。
仮に10年使う想定だとして、年間に分割すると、1年で5千円〜4万円の差。
エコジョーズが従来のガス代を約13%削減できたとしても、エコキュートが年間の光熱費を5千円〜4万円節約できれば、元をとれるということですね。
ただ、この比較は、コストのみで判断した場合となるので、「エコキュートがいいか、エコジョーズがいいか」を比較するには、設置に必要な場所など、その他の長所と短所も併せて考える必要があります。
環境性が高くエコに貢献できる
エコキュートは、その名のとおり、環境に優しい温水供給システムです。
エコキュートはヒートポンプ技術により、空気から熱を取り込み、少ない電気で効率よくお湯を沸き上げるため、二酸化炭素の排出量を抑えることができます。
また、エコキュートは冷蔵庫やエアコンなどと同様に、熱を移動させるために「冷媒」を用いるのですが、フロンではなく、自然冷媒の「二酸化炭素(炭酸ガス)」を用いるため、地球温暖化防止につながる点で、エコです。
ここで、「フロン」と「冷媒としての二酸化炭素」について「くらしTEPCO」のWEBサイトの情報を引用して、補足します。
冷媒として使われる気体には、人工の気体「フロン」がありますが、フロンは地球のオゾン層を壊してしまう性質を持っているため、使用が規制されています。
それから、「エコキュートは二酸化炭素の排出量の抑制につながるのに、冷媒で二酸化炭素を使うって、どういうこと?」という部分を補足しますと、エコキュートの冷媒に使われる二酸化炭素は工場で発生したものを再利用するので、環境にやさしい方法が活用されていると言えます。
出典:くらしTEPCO>エコキュートとは?>冷媒の役割
補助金を利用できるケースがある
エコキュートの導入・買い替え(交換)には、補助金が利用できるケースがあります。
エコキュートは「省エネ性に優れている」ということで、地球温暖化防止の観点から、国や自治体が補助金を出しているのです。
他にも、東京都の場合では「東京ゼロエミポイント」という制度があります。
エコキュート購入の際は、「エコキュート 補助金 お住まいの地域」でネット検索して、事前に調べておくことをおすすめします。
適用条件や併用可否は、一律でなく、個別に異なります。施工会社にご相談ください。
「キンキュートー」でも、下記の記事で補助金について詳しく説明しておりますので、どうぞご覧になってみてください。
「エコキュートの買い替え・交換で補助金がもらえる条件と申請期限」
火災リスクが低い
ガス機器にはガス機器の利点がありますが、ガス漏れや不完全燃焼、そして電気と比較して火災リスクがある点は、懸念されます。
対して、電気を用いるエコキュートは、火災リスクが低いといえます。
その点では、「エコキュートは安全性が高い給湯設備」ともいえます。
断水時や停電時にタンクのお湯を使うことができる
エコキュートはタンクにお湯を貯める方式なので、突然の断水時でもお湯が使えます。
それに、災害時などでガスの供給が止まった場合も、電気が使える状態であれば、使用が可能です。
非常時に利用できるのは安心、メリットといえますね。
ただし、生活用水を想定したものなので、くれぐれも飲用はしないようご注意ください。
災害時の生活用水3日分相当量の蓄えになる
エコキュートのタンクの水量は、災害時に用意しておきたい生活用水3日分相当の量となります。
エコキュートの一般的なタンク容量別に、家族の想定人数を設定し、算出した結果が下記となります。必要とされる水の量については、くらしTEPCO>災害時の水、何L必要?>生活用水はどのぐらい準備するべき?を参照し、「1人1日10〜20L」としました。
〈タンク容量別の災害時生活用水目安量〉
タンク容量 | 想定人数 | 1日の必要量 | 目安 |
370L | 5人世帯 | 50〜100L | 3日 |
460L | 7人世帯 | 70〜140L | 3日 |
550L | 8人世帯 | 80〜160L | 3日 |
※飲用を除く
各社のサイト
もしものときのメーカー別の対応手引きをご紹介します。
メーカー | 災害・断水時の手引き |
三菱電機 | 自然災害や停電・断水持の対応について |
パナソニック | 非常時にできること |
日立 | 断水時の処置 |
コロナ | 災害・断水・停電時 |
ダイキン | 断水したときの対応と非常用水の利用方法 |
ダイキン | エコキュートで災害に備える |
東芝 | 断水時のお取り扱いについて |
東芝 | 災害時もサポート! |
リモコンで操作が簡単にできる
エコキュートを使っている方のなかには、「リモコン操作が簡単」という、管理のしやすさをメリットとして挙げる方もいらっしゃいます。
たとえば、フルオートタイプなら、ボタン操作一つで、沸き上げも追い焚きも可能。各社のリモコンも日々、多機能化し、便利な機能が増えています。
エコキュートが向いている家庭の特徴
エコキュートのデメリットとしては「初期費用、設置場所、騒音、湯切れ、水圧、入浴剤」。そしてメリットは「経済性、エコ、補助金、低リスク、災害時、操作性」。
おさらいしてみると、「エコキュートは、エコで経済性が高い給湯器」なのですね。
設置場所の確保が必要ではありますが、デメリットの部分には対策もあるし、環境を意識したい方や、日々の光熱費を抑えたい方にとっては、相性のいい給湯器ではないでしょうか。
エコキュートは光熱費のランニングコストを抑えるのに適している
導入にかかる初期費用こそ他の給湯器に比べて高くつきますが、エコキュートは他の給湯器に比べて、ランニングコストが安いです。
お湯の使用料に比例して、その差は開きますので、お湯を多く使う方や、他の給湯器と比べたランニングコストの差額が気になる方は、ぜひ注目してみてください。
エコキュートメーカー別のシミュレーション一覧
ランニングコストを抑えられることは優れた利点ですので、メーカーとしても押し出したい部分。どれぐらいお得になるのか、各社のシミュレーションページを一覧でご紹介します。
〈エコキュートメーカー各社の光熱費シミュレーションページ〉
メーカー | シミュレーションページ |
三菱電機 | 給湯光熱費かんたんシミュレーション |
パナソニック | 低ランニングコスト |
日立 | 給湯光熱費かんたんシミュレーション |
コロナ | コロナエコキュートの特徴 |
ダイキン | 電気料金について |
東芝 | 電気料金比較シミュレーション |
そして、経済性だけでなく、地球温暖化防止やCO2削減も意識したい方には、地球にやさしいエコキュートの導入がおすすめです。
オール電化住宅とエコキュートは相性がいい
オール電化住宅を検討している方にとって、エコキュートは外すことのできない設備といえます。
オール電化住宅が悩ましいのは、電気代が高くなりがちな点です。消費電力を抑えるには、電気温水器よりエコキュートが優れています。約3〜4倍の差があるともいわれます。
電気温水器よりエコキュートのほうが、経済的でエコ
電気温水器とキュート。電気を用いる点は同じですが、違いについて確認してみましょう。
三菱エコキュートのWEBサイトによれば、「お湯をわかす基本的な仕組みが大きく異なる」と説明されています。
電気温水器は、貯湯タンクの中に設置されたヒーター(電熱器)でお湯を作る=ヒーターで作られる熱エネルギーのみを活用します。
エコキュートは、屋外の空気と熱とわずかな電気でお湯を作る=空気の熱エネルギーと電気のエネルギーを両方活用し、効率がいいです。
- 電気温水器:ヒーターで作られる熱エネルギーのみ活用
- エコキュート:屋外の空気と熱とわずかな電気を活用
電気温水器もコキュートも、火を使わない安心感は共通すますが、環境への影響や今後の経済性といった点では、エコキュートのメリットが際立つ、とのことです。
停電時に、エコキュートはタンクに残っているお湯を使える
停電時、オール電化住宅の場合、お湯を沸かすことができませんが、エコキュートの場合は、タンクに残っているお湯を使うことができます。
太陽光発電とエコキュートは相性がいい
エコキュートは、太陽光発電とも相性がいいです。
エコキュートと太陽光発電の併用で、湯切れ防止や電気代の節約につながる
エコキュートは、料金プランの安い深夜の電力を使用し、日中はお湯を沸かさないのが基本です。しかし、太陽光発電があると、その電力を使って日中でも、お湯を沸かすことができます。
湯切れ防止の点や、電気代節約の面で、メリットになります。
相性がいい家庭のまとめ
- 光熱費のランニングコストを減らしたい
- オール電化住宅を検討している
- 太陽光発電を検討している
どの給湯器にも、長所と短所がありますので、後悔しない選択のためには「エコキュートはライフスタイルや家族構成にあっているかどうか」という部分が、一番大切なように思います。
みなさまの給湯器選びが最適なものとなることを、祈っております。
自分に合ったエコキュートメーカーの探し方
ここまでご覧いただき、エコキュートの導入を検討している方とか、「壊れやすいメーカーってあるの?」と気になっている方がいらっしゃれば、下記記事で「どんなふうにメーカー・機種選べばいいの?」という疑問に詳しくお答えしておりますので、ぜひ、ご覧になってみてください。
「エコキュートが壊れやすいメーカーってあるの?メーカー・機種選びのコツやポイント」
キンキュートー
エコキュートをすでにお使いの方が「やっぱり、エコキュートでよかった」と思っていただけたなら、嬉しく思います。
エコキュートも日々、進化して、高性能になっております!
そろそろ寿命が近いとか、最新の機種にご興味があるようでしたら、どうぞキンキュートーまで、ご連絡ください。
当社がご用意しているエコキュートは、すべて最新・直近モデル。一番お安いもので、370リットル・378,000円で、ご提供しております。
- 工事費・出張費・撤去費込み
- 最終見積もり後の追加請求なし
- 現地見積もり対応可能
- お見積もり後のキャンセル可能
また「見積もり依頼の前に、エコキュート交換についていろいろ相談したい」「どんなエコキュートを選べばいいのかわからない」といったご相談ももちろん可能です。補助金・助成金申請も、しっかりフォローいたします。
エコキュート交換に関する様々な疑問や不安な点がございましたら、お気軽にキンキュートーまでお問い合わせください。